特別養子制度の契機に、菊田医師事件

 特別養子制度の立法を促す契機となったのが、1973年に明らかになった菊田医師事件だ。宮城県の産婦人科医師が妊娠中絶などを希望して来院する女性に対し、これを思いとどまらせて子供の生命を救おうと活動。19年間で約220人の子供を、もらい受けて育てたい夫婦らにあっせんしていた。

 その際、養親は実子としての望むため、医師は違法を知りながら虚偽の出生証明書を作成していた。医師は医師法違反などで処罰されたが、実子として育てたい養親の要望に応える制度の必要性が広く認識された。

                                            〜日経新聞〜